美味しい野菜を売るために大切にすべきこととは

野菜を収穫後は
収穫したばかりの野菜は、最も鮮度の良い状態にあります。
収穫してから追熟させることで旨味が増していく野菜もありますが、大抵の野菜は取り立てが一番。
野菜は収穫後、時間の経過と共に次第に水分が失われていきます。
しかし、収穫した後も野菜は生きています。
正確にいえば呼吸を繰り返していることでしょう。
野菜からは二酸化炭素等のガスが放出されています。
このガス、エチレンガス等とも言われますが、メロン等はこのエチレンガスによって追熟が進み、甘味を増すのです。
では呼吸は全ての野菜にとって良いものかというとそうではありません。
追熟されてしまうと熟しすぎて腐敗してしまう野菜もあるので注意が必要。
つまり、野菜はエチレンガスを考慮して、その配置に注意すべきといえます。
包装の際も注意が必要
野菜から出るエチレンガスは野菜の鮮度に大きな影響を与えるものですが、それだけではなく水分も配慮する必要があります。
例えば葉物野菜。
レタス等の野菜は早朝のうちに収穫することも多い野菜ですが、早朝の寒暖差の影響を受けて、時間の経過により水分が放出されることがあります。
野菜から出た水分ですが、そのまま放置しても野菜に戻ることはありません。
それどころかそのままにしておくと水分の影響で野菜が駄目になってしまうことも。
配置と共に野菜を販売する場合には、包装も大切です。
水分やガスを上手に発散させることは、野菜を美味しい状態で消費者に届ける上で欠かせないこと。
そこで自動販売機は最適な環境にあります。
種類ごとに分けて保存できるうえに、野菜専用の自動販売機には水分に配慮した装置も配置されています。
消費者に美味しく届けられる配慮が行き届いていると言えるでしょう。